ねきろむが稀に更新するブログ

読み書きが苦手ながらに手に取ったものをざっくり短めに5分ぐらいの文量でレビューします(2019年以前の記事を整理中)。当ブログはamazonアソシエイトを使用しています。

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【映画レビュー】ミックス

どうも、ねきろむです。

自分が意識的に映画を見始めたのは中学の時、毎週のようにツタヤに通う父について行ったのが始まりです。当時何の映画を見ていたかまでは思い出せませんが毎週末の楽しみはいつか自分の趣味になり、こうして映画を見ては時々感想を文章に書き起こすようになりました。

 

そんな父とは映画の趣味があんまり合わないので自分が勧めた映画を父はあまり見ないし自分も父から勧められた映画はほとんど見ません。そもそも父はほとんど映画を好評せず、映画はレビューサイトから先に見てしまうような人です。

 

しかしそんな父が珍しく自分の前でしつこく褒めちぎった映画が今回レビューする【ミックス】です。

 

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テレビドラマ「リーガルハイ」の脚本家・古沢良太石川淳一監督が再び組んだロマンチックコメディー。かつて天才卓球少女と呼ばれたアラサー女性が、亡き母ののこした卓球クラブの再建と、失恋相手とその恋人のペアの打倒を目標に、男女の混合ダブルスで試合に挑む姿を映す。失恋をきっかけに帰郷するヒロインに新垣結衣、彼女とペアを組む元プロボクサーに瑛太がふんする。そのほか広末涼子遠藤憲一蒼井優真木よう子ら豪華キャストが集結。

幼いころには天才卓球少女として名をはせた富田多満子(新垣結衣)は、恋愛と仕事に挫折して帰郷する。亡き母が経営していた卓球クラブは赤字に陥り、活気もなく部員もさえない面々ばかり。しかし多満子は、クラブを再建し自分を捨てた元恋人ペアを倒すため、元プロボクサーの萩原久(瑛太)とペアを組み、全日本卓球選手権の混合ダブルス部門に出場することを目指す。

出典 yahoo映画

 

 

 

 

 

 

序盤の見どころ

富田多満子の過去

天才卓球選手だった多満子の母は娘にも同様に自分の夢を託し逃げようとする多満子を引きずり回しながらスパルタで卓球を教え込む。その反動からか母が亡くなってからは自由な生活を送るようになるがその変貌ぶりが凄まじいの何の。社会人になった多満子と学生時代を見比べるとガッキーがいるということを忘れてしまうぐらいに。

ヤマンバのガッキーはレアです。

 

1年目の試合

卓球クラブ存続のためにミックス(男女ペア)で出場することになった多満子と、電車の中でゲロぶちまけられた萩原。練習もままならない状態で出場するメンバーは惨敗。一方萩原、多満子ペアも同じく敗退。加えて多満子は足を捻挫し、試合後に萩原は卓球クラブから姿を消す。

萩原の斬新なショット。自分も卓球下手だけどあんなに下手じゃない(と思う)。

 

 

 

 

 

中盤の見どころ

萩原久の過去とメンバーの悩み

これまで何かを気にかけて落ち着かない様子だった萩原がここにきて多満子に心を開き始めます。そしてついに明かされる萩原久のプロボクサーとしての過去。こんなにシリアスなシーンなのに明るく笑い飛ばすガッキーが可愛い。

 

成長と連戦の1年

萩原の過去が明らかになり多満子のアドバイスの元大きく成長する2人。1年で近所の強豪ミックスチームに次々と試合を挑む。テーマソングの『サボテン』がバックにかかりながら個性目的なメンバーと試合を繰り広げます。鈴木福くんの口が悪い・・・

 

 

 

 

 

終盤の見どころ

突如として訪れる困難

1年で凄まじい成長を遂げた2人とメンバー。日常の苦しみを、過去のしがらみを卓球が忘れらせてくれた。しかし2人の元に好機でもあり困難でもある出来事が。

コメディ調のドラマから一気に落とし込まれるシリアスムード。素直になれない多満子と不器用ながらに支える萩原。引き裂かれた2人は再び元の日常に戻っていく。

 

王子様が助けに来る

『いつかこの日常から王子様が助けてくれる』と子供の頃の多満子がいいました。その夢は大人になって叶います。そして白熱の卓球シーン。そして試合を終えたメンバーの日常にも変化が。

それにしても1試合目の2人は1年で何があったんだ・・・

 

勝戦

今作最大の見どころ、手に汗握る過去の男との戦い。

残された多満子の因縁を断つ戦いが始まる。

失うものを失った2人は強い!!

 

 

総評

久々に見た邦画ドラマでしたがすごく楽しめました。やっぱ邦画はアクションや恋愛よりコメディが好きだなぁ。と改めて思わされる作品です。試合中のテキストもかっこいいです。卓球を難しく考えなくても楽しく見られるが決してその要素を疎かにしないバランスの取れた作品だと思います。コメディ好きな自分としてはリーガルハイより大人締めな印象だったのでもう少しコメディ色が強いと自分好みだったかも。

 

『大切なものに気づくのはあまりの遅すぎる』亡くなる母を皮肉るように言ったセリフが終盤の多満子のことを言っていたように聞こえるのは深いですね。他にも多満子やその母のセリフが成長した多満子の一部となっていく様は気持ちよくもあり感動するシーン。

 

やはりキャストや脚本がリーガルハイ要素を含んでいることもあってテンポよく全体像は明るいからこそシリアスなシーンははっきりと沈む。沈むといってもドシリアスにならないのがいいところです。

ちなみにリーガルハイって何?って方は少し前のドラマなのでレンタルでもして見てほしいです。自分はテレビドラマは全く見ないのですが、その中でも数少ない最後まで見たドラマであり未だにリピートする作品です。