ねきろむが稀に更新するブログ

読み書きが苦手ながらに手に取ったものをざっくり短めに5分ぐらいの文量でレビューします(2019年以前の記事を整理中)。当ブログはamazonアソシエイトを使用しています。

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クワイエット・プレイズ/カメラを止めるな【鑑賞記録】

どうも、ねきおろむです。

 

 

Movieカテゴリのスタイル

全く更新していなかったMovieカテゴリですが方針が固まったので更新を始めます。

 

なんとなく映画評論というと堅苦しく聞こえるうえ、自分がそれなりのことを書かないといけないと身構えてしまい、結局更新せず仕舞いでした。

 

というわけで、今後は数本映画を見た後に1本当たりの感想は短めに、複数本まとめて記事にすることにしました。

 

ここでいうMovieは映画、ドラマなど映像全般を含むのでいろんな話をします。

当然ネタバレは無いので安心して見てもらえればと思います。

 

というわけで第1回目の映画感想を始めたいと思います。

 

 

クワイエット・プレイス

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あらすじ

音に反応し人間を襲う“何か”によって人類が滅亡の危機に瀕した世界。そこでは、あるルールを守り、生き延びる一組の家族がいた。「決して、音を立ててはいけない」その“何か”は、呼吸の音も逃さない。その“何か”に一瞬でも聞かれると即死する。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らす彼らだが、なんと母親は出産を目前に控えているのであった。果たして彼らは、最後まで沈黙を守れるのか―――?

Filmarksより引用

 

 

この映画を楽しむうえで必要な要素は2つ。

1.映画館で見ること

2.客が空気を読むこと

 

この条件さえ満たされれば劇場内は異様な静寂に満たされます。

 

自分が過去に見たことある作品で、【ドントブリーズ】という作品があります。

filmarks.com

この作品も同じく、盲目の相手から生き延びるという話なのですがこれに比べても作中の緊張感は段違いです。

 

と、いうのも作品内で登場する人物は主人公の5人家族がメイン。どんな些細な音にも反応する謎の生物を相手にするという設定があり、家族間の会話は手話がメイン。途中声を出して喋るシーンがありますが劇中の9割以上は手話のみの会話。

 

音をたてないように生活の一つ一つの動作にも細心の注意が求められる世界観が劇場内にも広がり、客席では身をよじるどころかポップコーンを食べる手すらも止めさせてしまいます。(自分が見に行った回では普通に音をたてられてました)

 

あらすじにもあるように、絶対に音を立てられない環境下で出産を選択する家族に待ち受けるもの。音を立てられない恐怖と不安の中で感じる、静寂の恐怖と音の恐怖。声の安心感はこれまでのホラー作品ではなかなか味わえない演出です。

 

とはいえ、静寂を売りにしてる割には作中ではアクション映画並みにBGMが鳴り響くので静寂を売りにしてる割に音は出る映画です。

 

クワイエットプレイスは海外でも大変好評なようで既に続編も制作中とのこと。

まぁ終わり方があんなだったから続編はあるんだろうなと思ってました。

 

そろそろ公開1か月が経過するので気の早い劇場は公開終了するかもしれませんので、ぜひお早めに大きい会場で一体となって生まれる静寂を体験してみてください。

 

カメラを止めるな

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あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。映画史をぬり変えるワンカットゾンビサバイバル!……を撮ったヤツらの話。 Filmarksより引用

 

 

 

 

なぜか話題作なのに予告も見ずレビューも見ずあらすじも見ずに話題性に乗っかって見に行ったので冒頭47分の映画の話も知らずに見に行きました。

まさかこの内容を90分見せられるのかと思い冒頭47分の半分を見たあたりで気分が悪くなり席を立とうとしたもののポスターにあった『この映画は2度始まる』という言葉を思い出して鑑賞を続行。

物語は遡りようやっと見れる映像に。

中盤以降、ようやく紐解かれる冒頭47分の映像の違和感。自分と同じ感想の放送局や現地スタッフの面々のコメントにニヤニヤしながら、感心しながら、頭の中で答え合せをしながら見入ってしまいました。

 


個人的な見所はエンドロール。
映像関係のアルバイトをしてる自分としては本当に劇中のような撮り方をしてるわけでもなく、映画用の機材を使いながらあそこまで揺れたり事故満載の映像を撮影したのか。

エンドロールでは実際の撮影風景が見れます。プロが作った事故だらけの映像は低予算だからこそ作れた、演出力と技術力の賜物だということを思い知らされました。映像関係者ほど見て欲しいと思います。努力と工夫の集大成です。

 

 

 


余談ですがこの作品はパクリだなんだという話をよく聞きます。

 

が、そんなことを気にするのは感性の肥えた評論家だけで、彼らのように映画を見ることを仕事にしている人たちと、それ以外の大半を占める一般消費者が同じような意見を持つともいえないのに、パクリだパクリだと囃し立てる普通に映画を楽しめない人たちの意見を気にすることはありません。

なのでこの作品に限らず、見たい映画は評判を無視してみればいいし、世間がなんか言ってようと面白かったという思いを曲げずにファンとして作品を愛して欲しいと思います。

 

自分はこの作品しか知らないし面白かったからそれで良しとします。

これ以上は堀深めません。