ねきろむが稀に更新するブログ

読み書きが苦手ながらに手に取ったものをざっくり短めに5分ぐらいの文量でレビューします(2019年以前の記事を整理中)。当ブログはamazonアソシエイトを使用しています。

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【映画レビュー】君のヒーローは誰だ 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER

どうも、ねきろむです。

ここではネタバレっぽいことはしないのでご安心を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品紹介

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平成仮面ライダーが共闘する劇場版「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」の第3弾。2000年に放送を開始した平成仮面ライダーシリーズの1作目「仮面ライダークウガ」から、18年9月に放送開始し、平成最後のライダーとなる20作目「仮面ライダージオウ」まで、歴代の平成ライダーが結集する。仮面ライダージオウこと常磐ソウゴと仮面ライダービルドこと桐生戦兎の世界で、それぞれ仲間たちが次々と記憶を失っていく異変が発生していた。そんな2人の前に、すべての歴史を消し去さろうと企むスーパータイムジャッカーのティードが現れる。ティードはアナザー電王とアナザーWという強力な手先を差し向け、シンゴという少年を追っていた。シンゴを守る戦いの中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年アタルに出会うが、一方の戦兎は、ティードに洗脳されて操られてしまい……。

出典 映画.com 

 

 

 

 

自分が危機に瀕した時、勇気を与えてくれる強さの象徴

自分の好きなライムスター歌丸さんがレディプレイヤーワンの鑑賞報告で言ってた気がするんですけどアーカイブに文字出しにはなかったからいつか言ってたと思います。

 

子供の頃、自分にとって強さを象徴したカッコいいヒーローって誰だっけ。というか子供の頃何が好きだっけ。と映画を見終わった後に思ったのですがやっぱ自分が昔からゲームしてました。

 

そもそも自分が朝早起きして今はニチアサと呼ばれる時間帯にテレビの前に座っていたのは戦隊シリーズだったので平成ライダーに対する思いは一切ありませんでした。自分が夢中になって見ていた頃にやっていたのは百獣ガオレンジャーでDX合体ロボはありませんでしたが人型になる携帯と宝玉をはめて使うナイフみたいなのは持ってました。

 

よほどハマっていたのか応募者全員サービスのジャケットを模したものを母が手作りしてくれたらしいのですが自分はそれを1回も着なかったとか。

 

その後ぐらいからか自分が初めて深夜アニメを見る中学1年生まではテレビで特撮もアニメも見なくなり。そもそもその辺は日常に苦痛が何もなかったので家族と友達だけで心は満たされました。

 

とはいえ成長して大人に近づくにつれて自分1人では心を支えきれなようなショックを受けたりストレスを抱えたりで動けなくなることが必ずあります。しかしそんな状況でも助けてくれる人なんか限られてるしその限られた人に会えるとも限りません。

 

そんな時、立ち上がらせてくれるのがきっとその人にとってのヒーロー。力や正義の象徴だと思います。自分だと何でしょうね。スネークとか刃牙とか常に戦いの中に身をおく男の中の男みたいなキャラクターにはいつも勇気をもらっている気がします。そして仮面ライダーもその1人です。

 

意外と子供の頃に憧れたものよりも、大人になって凹んだ時に出会った物なんかの方がずっと心に残ってる気がします。

 

用は何が言いたかったのかというと、予告の時点で何度も言われていた『仮面ライダーは虚構の存在』という言葉が劇中に人物の口から度々発せられるわけです。

 

自分が好きなスネークや刃牙やその他のヒーローも全て誰かが作り出した空想の存在。

 

助けを求めても駆けつけてくれない虚構のヒーロー。

所詮は画面の向こうで繰り広げられる架空の出来事だと。

 

しかしそんな架空の人々は自分の記憶の中には彼らの有志が焼き付いて、自分の心を知らないうちに支えてくれている。そんな彼らの記憶は確かに自分の中にあり、覚えている限りは自分の中で存在し続ける。

 

だから忘れないでいてほしい彼がそこにいたことを。

人々の記憶から完全に消える時、虚構は無になるから。

 

 

平成が終わるということは平成ライダーもいわば昭和ライダーと一緒に過去の戦士になるわけで、自分を含め最近の若い世代は昭和どころか平成ライダーの名前すら知らないかもしれない世代にとっては今後知る機会も限られてくる存在です。

 

昭和ライダーなんか1号はいろんなバラエティで見ることがあったりするものの他の昭和ライダーはコアなファンかアメトーク仮面ライダー芸人を通じてしか知る機会は無いですからね。自分は実際知りませんし。

 

連載が終わった漫画やアニメも時間が経てば思い出せなくなりますし、思い出すヒントすら思い出せなくなれば自分の中では存在しないも同然なんです。だって知らないものの存在なんか認知してませんし認知してたら知らないとはいえません。

 

そういう意味で今作の映画はジオウから感じる『平成ライダーを思い出して覚えていてほしい』という思いと今作のテーマである『仮面ライダーは虚構の存在なのか』という部分がベストマッチした作品だと思います。

 

結局なんの話だっけ。

 

 

 

 

 

心の中に仮面ライダーがいるなら

自分がそうであるように、誰しも仮面ライダーの戦いを知っているわけでも無いし仮面ライダー自体を知ってるわけじゃありません。仮に知っていてもそれが心を動かしかかどうかもまたそれぞれです。

 

でももし、今作の予告をみて少しでも心が揺れたなら。

ふと目にした仮面ライダーに懐かしさを感じたなら。

 

それは心に仮面ライダーがいる証拠です。

はっきりとした姿があるならなおさら映画を観にいきましょう。クライマックスで少なくとも1回は手に汗握る瞬間があるはずです。

 

自分自身仮面ライダーを見始めたのはここ数ヶ月間のことで作品数自体あまり観ていないので正直どの程度楽しめるか心配でしたが大興奮でした。偶然選んだ作品がよかったというのもありますが。

 

とにかく、仮面ライダーに一切興味ない。って人以外は取り敢えず見てほしい。

 

子供の頃仮面ライダーが好きだった大人こそ今作のテーマは深く突き刺ささると思います。平成最後をテーマにしてますが今回の内容は平成の終わりが過去になるほど深みのある作品になると思います。

 

特にリアルタイムで映画を観た小さな子供には。

 

 

個人的には映画クオリテイの戦闘を見てるだけで満足なのですが、予告の中にあった20作品のライダーが横列に並んでそれぞれが決めポーズを取るシーンなんか圧巻でしたね。

 

何がすごいって20体もいるのに自分が知ってるライダーがどこにいるかって一目でわかるぐらい個性がありました。

 

それに主軸にいないいわゆる終盤の戦闘で大集合するライダー達の戦闘もただの姿見せじゃ無くてキャラの個性があって作品を思い出させてくれるんです。これはもう是非劇場で見てほしいと思います。

 

もうひとつ何がすごいってジオウという仮面ライダー作品の存在が平成ジェネレーションズに向かわせてること。ちょうど12月23日の時点でレジェンドライダーとの交流は恐らく終わりこれからはジオウが手に入れたいろんなライダーの力が登場するだけで、当時の人物が登場するファン向けの展開が減ってジオウの話をすると思います。

 

序盤にこれでもかと歴代ライダーの登場を詰め込んだのは、平成最後という話題に乗じて大人にもジオウを見せて自分が好きだった作品を思い出してもらいまた見たいと思った頃に平成ジェネレーションズという平成最後の大舞台を用意して誘導する。

 

まさにジオウの話のタイミングと言い公開のタイミングと良い最高だったと思います。

 

 

最後に

仮面ライダー作品を1作でも知ってて今も好きなら見るべし!

 

ただマイナビ特撮のせいで製作陣が全力で死守したファンへのサプライズの内容があっさり開示されてしまいそれを皮切りに公式はもちろん他のネットニュースも当然のようにネタバレをするようになったので、まだその内容を知らないという人は悪いことは言わないからネットニュースをミュートとかブロックとかよりも映画見に行くべきです。

 

 

結構見終わった熱の勢いで書いちゃったので仮面ライダーとは関係ない話になっちゃってますが公開からもう少し経った頃には映画の内容の話も記事にしたいと思います(余熱があったら)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見といて良かったと思った仮面ライダー【微ネタバレ】

サプライズの内容に関する話はしませんのでご安心を。

でも100%楽しむなら是非見といてほしいと思うけど、いくつか作品を知ってるけど楽しめるか不安。って人は200%楽しめる可能性を秘めているのでここは見ないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきも言ったように自分自身仮面ライダーを見始めたのはほんの数ヶ月前のことで、なんで急に見たくなったかというのは過去の記事を読んでもらえらたと思います。

東映特撮ファンクラブを使ってみてのアレコレ - ガコモカホビーズ!!

 

なので他の映画がどんな感じだったのかもわかりませんし、お約束も知りません。

だいたい自分のイメージの中では最新ライダーと1作品前のライダーの話。というイメージで、どうや予想は正解。今回ドラマの部分に関わってくるのはジオウビルドです。

 

ビルドに関しては4体のライダー含む世界観の話もたまに出てくるし、先輩ライダーとしてソウゴに語りかけるシーンの言葉の重みはビルドの戦兎を知ってる人にだけ伝わってくるものがあります。

 

というわけで話の主軸を知るために主役のジオウとビルドは最低限見とくといいと思います。

 

で、もう1つ。

自分が見てなくて設定が理解できなかった作品があります。

 

それは電王です。

ジオウとビルドを見て劇場に行ったら知らない設定があって映画のオリジナル設定だと思ったら電王の設定だった。という自分の勉強不足で引き起こした失敗もあるので話をちゃんと理解したかったら電王も押さえておくべきです。