ねきろむが稀に更新するブログ

読み書きが苦手ながらに手に取ったものをざっくり短めに5分ぐらいの文量でレビューします(2019年以前の記事を整理中)。当ブログはamazonアソシエイトを使用しています。

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【漫画レビュー】少年漫画×呪術の新星【呪術廻戦】

どうも、ねきろむです。

 

呪術廻戦という漫画をご存知でしょうか?

先日発表された『次にくる漫画大賞2018』で入賞した作品なのですが

コミックス部門の1位は『来世は他人がいい』

Web漫画部門は『先輩がうざい後輩の話』です。

 

来世は他人がいいという作品はPixivで読み切りが公開され始めたころからのファンです。先輩がうざい後輩の話も昨年Twitterで更新され始めてた頃から好きだったので好きな作品が2本同時入賞ということで大興奮の結果でした。

 

呪術廻戦は6位でした。

 

 

はぁ、6位・・・

 

 

と思ったそこの方は昨日までの自分と同じ状態です。

 

 

自分は毎年発表される色んなマンガ大賞を見てから次の漫画を買うような人で、今回入賞した作品はどれも最近始まった新作ばかり。これからでも十分話題に追いつける作品ばかりとなってます。

 

ここで入賞する作品の多くは、すでに2巻以上続いている。巻数は少ないがWebでの下積みがある。というのが大半の中。

 

呪術廻戦は入賞当時1巻のみ。

1巻だけで読者のハートをつかんでしまった作品なのです!

 

 

とはいえこの手の地雷はよくある話じゃないですか。

そんなひねくれた感じで放置してたらマンガ好きの友達が超絶好評してたので2巻が発売されたタイミングで買ってみることに。

 

ということでここからが作品紹介。

 

 

 

 

ここが面白いよ呪術廻戦

 とりあえず作品紹介

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呪い。
辛酸・後悔・恥辱...。人間の負の感情から生まれる
禍々しきその力は、人を死へと導く。

ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、
高校生の虎杖は、呪いを廻る戦いの世界へと入っていく...!

異才が拓く、ダークファンタジーの新境地!

出展:ニコニコ静画   画像:Amazon

 

1、名作の面影を感じるキメラテイスト

キメラテイストは造語です。既存の作品を混ぜ合わせた雰囲気だと思ってください。

で、どの作品の面影を感じるのかという言うと『結界師』と『ナルト』です。

この2作品を知ってる前提になりますが、特殊な組織下だけが使える特殊な能力で異形の化け物や同じ能力者を相手に戦う。主人公には特殊な力があるが本人は自覚が無く成長する中で最強ポジションになる(現時点ではなりそう)。という点です。

あと話の軸になるメンバーの男女比が2対1の3人という点も似てますね。

 

昔好きだった作品を初めて読んだ時のワクワクと。

知ってるからこそできる展開予想と作品独特の世界観から繰り広げられる思わぬ展開に引き込まれます。

 

2、正義感だけじゃ強くなれない

ここからは少し内容の紹介をします。

 

主人公の虎杖悠仁は物語の冒頭で『お前は強いから人を守れ』と言い残して他界した祖父の死をきっかけに正しい死に方について口にするようになります。主人公は『両面宿儺の指』という大昔の呪術師が総力を挙げて封印した最悪の化け物の体の断片を危険なものと知らずに所属するオカルト研究会に渡し、指の封印を解いてしまいます。

そこから現れた呪いは呪術師にしか倒せず、主人公がなぜか身に着けている人間離れしたパワーや身体能力を駆使しても倒せないと知ると両面宿儺の指を食べて力を身に着けようとしますが基本的に『呪物』を取り込むと呪いが受肉してしまうらしく虎杖も受肉した両面宿儺に体を乗っ取られてしまいます。しかし完全には乗っ取られず自分の意志で抑え込むことができる『器』としての適性があることがここで明らかになります。

 

が、呪物を取り入れた主人公は脅威となる前に死刑されることに。

しかしともに戦った同期の呪術師、伏黒恵やその教師になる五条悟が両面宿儺を体内に飼いながら呪術師として世界中に散らばる20本の両面宿儺の指を食べさせてから死刑という契約を結んだことでひとまず生かされることに。

 

主人公たち呪術師は呪いを倒すための力として同じく呪いを武器にします。

呪力と術式という力があるそうで、呪力はパワー、術式はパワーに明確な指示を与える存在だそうです。

 

そこで主人公は呪力の練習から始まります。

ナルトでいうチャクラ、ドラゴンボールでいう気です。

 

しかしここで大きく違うのは、呪いという言葉から連想するイメージが負であるように。主人公たちが行使する呪術は負の感情から捻出されます。

 

相手を恨めば恨むほど、ねためばねたむほど力は増します。

ダークファンタジーだからこそできる正義感だけでは表現できない内容です。

 

今現在主人公は負の力を感情の波の中で制御する修行中です。

その修行方法もふざけてるようでかなり理にかなってる・・・?

 

3、独語に置いて行かせない配慮

キャラの数だけ能力があるとだんだん頭の中でこんがらがってきます。特にこの世にないものだと。ジョジョのキングクリムゾンはいまだにピン来ない!

 

その辺呪術廻戦はすごく親切で、1つの話の中で当然のように口にして使用した呪術や設定は話の合間に個別で解説してくれます。

呪術師最強と言われる五条先生が扱う『無限』という概念、『反転術式』という負のエネルギーの応用。未だに『無限』を扱う術は効果がピンと来ません。ここで紹介してしまうより多分読んでいただいたほうが雰囲気も相まって能力の不気味さが伝わるかと思いますので是非作中で。

 

ちなみに無限に関して作者は『できるだけやりたくない!』と毎回付け加えてます。

解説も作者の手書きで、『わかりにくくてごめんね』という一筆があったり。

女性作家との噂ですが、緩急の付け方や和んだ雰囲気の表情などダークファンタジーの中にも独特なテンポを感じます。

 

あと呪術師最強の五条先生(ナルトのカカシ先生ポジ)がめちゃくちゃかっこいいです。本人曰く完全体の両面宿儺が相手だとちょっと苦戦するけど勝つ自信はあるぐらい強いそうで未だに謎の多いキャラクターです。

 

 

 

 

 

 

いかがでしょうか、たった1巻で読者の心をつかんだ作品。

 

新しい作品という事もあり今後の展開が非常に楽しみです。

気になった方はぜひ書店で!

 

 

間違っても無料掲載サイトとかで読むなよ!!