【ゲームレビュー】心が折れてしまったLEFT ALIVE
どうも、ねきろむです。
twitterでもすでに呟いてるようにANTHEMを早々に終わらせて売却しました。
その話はまた後日。
正直先にそっちの話をしようと思ったのですが
気を取り直して購入したレフトアライブがとんでもない作品だったのでまずはそっちの話から。
クソゲーという言葉をあまり使いたくないのでここではアレなゲーム。
アレゲーとします。
アレゲーの話はしないほうが幸せな人が多いというのはまぁ間違いと思うのですが
今回ここれはあまりに酷い。
久々にここまで期待を踏みにじられるゲームに出会った気分。
買うなら今じゃない!
フルプライスで買うと後悔するぞ!!
間違いなく!!!!
4gamer.netさんのインタビュー記事を何箇所か引用して使ってます。
全容はこちらからどうぞ
「LEFT ALIVE」はローグライクのようなゲームを目指したサバイバルアクション。ディレクターの鍋島俊文氏にインタビュー - 4Gamer.net
2019/3/4 後日譚、Amazonページリンク追加
レフトアライブに期待してたこと
画像:Amazon.com
ヴァンツァー は出るけど武器の一種みたいな感じで使うから主力兵器ではない。
と事前に知っていたのでそこは期待してませんでした。
むしろ主人公が歩兵で、地上での戦闘に加えてヴァンツァーとの戦い。
みたいな銃撃戦を期待してました。まぁそんなものなかったんですけど。
PVを見た感じステルスゲーなんだな。と言う印象を受けたことでしょう。
で、ステルスゲーと言われて最初に連想するのは間違いなくメタルギアだと思います。
歩兵の他にドローンやヴァンツァーと言った機械兵器が遍在する戦場を掻い潜る。
MGS4ですね。
と言うわけで自分が期待してたのはフロントミッションの世界を歩兵が生き残るMGS4っぽいゲーム。
レフトアライブを批判する人に言いたいこと
レフトアライブは発売日の夜からボロクソ言われてます。
という一方で
- 死にゲーとして面白い
- 緊張感があっていい
といった意見もチラホラ
ちなみにtwitterで『レフトアライブ』と調べてヒットするツイートが非常に少ない。
※LEFT ALIVEだとちょっと増える。
でもまぁこのゲームが大半の人に受け入れられてないのは既にわかってることとして。
このゲームが面白いと言う人の中にこんな意見があります。
- 説明不足?ARMORED COREに比べればクラフトの仕方とか教えてくれるから大分親切だぞ
- 最近の親切なステルスアクションに慣れていたらキツいですが、MGSPW辺りが好きな人にはおすすめ!
※タイムラインから抜粋
中には最近のヌルゲーになれたゲーマーが文句言ってるだけみたいな話もありました。
なんか違うんですよね。
親切なゲームに慣れてる人とか○○に比べたらマシとかそう言う話じゃないんです。
最新機種の最新タイトルがこの出来なのがダメだって言ってるんです。
正直PS3にはこう言う作りが中途半端なゲームいっぱいありました。
でもPS4です。2019年です。
他にもいろんな名作が並ぶ中。
先週はANTHEM、来週はデビルメイクライ5と技術の最先端みたいなゲームがこれからも出るし、これまでもいっぱいあったのにあのスクエニがあのフロントミッションを題材にして2019年にこんなゲームを出してるんです。
だから別タイトルの方が不親切とか最近のゲームに慣れてる人はとか基準を引くとこに追いやって
さもそっちが正しいと言わんばかりに批判する肯定派がいることが気に入らないんです。
ちなみにそう言った意見に限ってクリアしたのはチャプター1だけです。
正直チャプター2からが本番です。
ではその辺を踏まえてレビューへどうぞ。
GOODポイント
無し。
無いです、本当に。
もっと先に進めばいいところが見つかるかも知れない。
なんて思ったこともありますがこんな序盤で遊ぶ意欲がそがれるゲームは
中古でワンコインで買ったゲームを除けば初めてです。
それぐらい序盤で心が折れます。
このゲームのセールスポイントがあったら是非教えてください。
BADポイント
全体的に作りが雑
ひとつひとつ言うと時間がかかるので箇条書きで
- ミニマップがない
- 操作が複雑な割にチュートリアルが文字だけの1枚絵
- 残弾数がわかりにくい
- 消費アイテムが同時に1つしか使えない
- 足元にあるアイテムしか拾えない(手元にあるものでさえ登らないと取れない)
- ヴァンツァーの前後がわからない
- 敵兵が音にはほぼ気づかないのに視界に入ると襲ってくる
- 難易度のEASYとNORMALの差がない
- 市民の救助が難関すぎる
- 市民の救助に見え帰りが一切ない
- フィールドは広いが進路がほぼ確定している
- 敵と味方で当たり判定が違う(多分) など
中には理由が明記してあるものがあります。
例えば市民を助けても見返りがない。というのは
開発チーム内で議論はありましたが,助けると何かもらえるという形にしてしまうと,それを踏まえたバランスにしないといけない部分が出てきて,助けることが義務になってしまいます。それを避けたかったんです。
それからこれは自分のこだわりなんですが,僕は人助けでメリットがあるというのはあまりやりたくありませんでした。ギリギリの状況の中,メリットもないのに人助けをするのがいいんじゃないかと。最終的には,生存者本人からアイテムをもらえるわけではないけれど,近くにアイテムが落ちていることもあるという,折衷案を採用していますが
などと言われてます。
正直全部スルーすればいい話だけどサブミッションとして増えていくからそうするぐらいなら最初から無しにしてほしい。
人間観察として面白いかも知れないけどゲーム的にいらんと思う。
敵が異様に硬い
いくらサバイバルゲームとはいえ時には敵を仕留めて先に進まなければいけません。
正直このゲームで敵を倒すというのは最終手段みたいなものです。
なぜなら2人以上の敵に勝てることはまずないからです。多分敵のAIは頭がいいんだと思います。1人の相手をしてるうちにもう1人が背後から攻撃してくることはしばしばあるので。
しかしそれ以上に敵が硬い。
ハンドガンしか無いのにそのハンドガンの攻撃をワンマガジン普通に耐え切ったり、フラググレネード以外の爆発物は普通に耐えたり。
そんな敵とは戦わないのが最善手。
そこをうまくやり過ごすというのはわかります。
しかし中には助けようとした民間人が敵兵を読んでそこでオートセーブが入って戦わざるを得なくなったり。
ストーリー上1本の通路の先にいてすでにこちらを認知してる複数の兵士と戦う必要があったり。(結構な人がここで詰んでる模様)
そういう要素は戦いで解決できるゲームがやっていいことであって、戦闘=死みたいなゲームが強制的に戦闘が発生する要素があってはダメだと思います。
そもそもここまで戦えない戦争物がおかしいんですけど。
ステルス要素が適当
4gamerのインタビューから抜粋した鍋島ディレクターの言葉です。
鍋島氏:
そうです。ステルスキルを導入するか否かは,開発内でも議論がありました。しかし,なまじステルスキルがあると,うまい人なら敵兵全員をこっそり始末できてしまいます。
本作はTPSでもステルスでもなく,あくまでサバイバルアクションです。生き残ることが目的ですから,そのためには逃げるなり戦うなり,手段も道筋もプレイヤーが選ぶことになります。
サバイバル要素を高めるためにアクション要素を取り払った模様。
そもそもステルスゲームじゃ無いらしいのでステルス要素が薄いのは当然といえば当然です。
自分がサバイバルゲームと言われて思いつくのはラストオブアスです。
アイテムをクラフトして未知の敵の中をかいくぐっていくラストオブアスでさえステルスゲームとしての要素、ヘッドショットやステルスキルがあります。
静かに敵を倒す手段が一切ないのはステルス以前にサバイバルにもなってないのでは?
サバイバル要素が適当
サバイバルゲームといえば敵が持ってる武器を拝借したり、敵から弾薬やアイテムを回収するもんだと思います。
そういったとこに生きるために手段を選んでられないリアリティを感じたりするもなのです。
このゲームでは敵武器を持ってますし弾は無限に持ってますがドロップはほぼありません。
ARぶっ放してた敵から残りカスみたいな量のハンドガンの弾が出てきたと思ったら、民間人の死体のカバンからクラフト素材が山のように出てきたり。
リアリティどこいったんだよ。
どこの一般人が携帯電話5個もってたり空き缶8つももってるんだよ。
サバイバルゲームの現地調達のリアリティが全くといっていいほど無い。
携帯電話と爆薬でリモコン爆弾作る技術はあるのにステルスキルはできない。
サバイバルゲーム遊んだことあるのかな。
グラフィックが適当
グラフィックが酷評されてますが自分はそこまで酷いと思ってません。
mgspwのリマスターぐらいのグラフィックです。
でもチャプター2の冒頭、水たまりに太陽光が反射して画面がちょっと綺麗だな。
と思ったかと思えば、爆撃した戦車が爆発エフェクトの中で突然消えたり
倒した兵士の持つ武器が地面に落ちたかと思ったら消えたり。
これまでグラフィックの最前線みたいだったスクエニがこんな適当なグラフィックでゲームを出すのか。
しかもフロントミッションの精神的続編なのに。
正直がっかりです。
FF15の時もグラフィックの劣化が目立ったりしてましたがグラフィックの最前線だった時代は過去なのだろうか。そう思ってしまうぐらいの残念さ。
物理法則を無視したヴァンツァーの立ち方とかもう適当さが目立つ目立つ。
開発が間に合わなかったならもっと延期すればよかったのに・・・
最後に
アプデでちょっとやそっと手を加えたぐらいじゃリカバリーできないぐらい酷いです。
これが好きな人もいるので自分があえて言いませんがスクエニ作品の中では
いけにえと雪のセツナに次ぐアレゲーです。
今年のワーストワン確定レベルです。
もう来月にはゲームショップの特価セール品になってるのが目に見えてます。
最初から買取が安い店もあるぐらいですし自分は発売日の翌日ですが売ってきました
忘れたころにアプデで面白くなってたら買い直すかも知れません。
レフトライブはリアリティを求めた結果リアルとはかけ離れてゲームとしても不完全。
それにしてもスクエニ不調だなぁ・・・
ここまで読んで興味がわいた方はぜひ買ってみてください。
頃合い的にはあと1か月は待つべきだと思いますが。(価格的に)
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6.後日譚
この酷評記事がものすごく読まれてるみたいなので売却後3日ほど経過した頃の話を最後にします。
Amazonレビューが書かれないぐらい興味を持たれてないのかと思ったら
そもそも書き込みが禁止されてたんですね。
発売日の夜から燃えに燃えてるのをなんとかして
購入ページに影響させまいとしたんでしょうが間違いなく手遅れです。
その反動か解禁された昨日はAmazonレビュー平均が星1.5
という過去に類を見ない超絶低評価を受けてます。
しかも価格は発売3日目にして5000円を割りました。(もともと9000円ぐらい)
ちなみに地元のゲームショップは予想通り売却した翌日から買取が1000円落ちました。
これは売値が3000円を切るのに1ヶ月も必要なさそうですね。
さらにアップデートで、元々うっとおしいぐらいに多かった録画禁止区域
(プレイ動画を保存、放送できないシーン)がゲーム全般に拡大されて大炎上。
あくまでもプレイ動画をPS4からは公開させないという姿勢。
臭いものには蓋をせよと言わんばかりにゲーム情報の評判を外に広げまいとする
超防衛的かつ攻撃的姿勢。
正直こういう否定的な意見のページも消していくんじゃないかと心配になってきました。
フロントミッションとアーマードコアの続編がさらに絶望的になってしまった。
話が変わります。
自分は酷評しましたが、中にはこのゲームが好きだという人も一定数います。
そんな中で今日見かけたのは、レフトアライブが好きだという記事のコメントにこれでもかとゲームや筆者に罵詈雑言を浴びせるという光景です。
酷評しといてアレですが
NOの意見に反感するのはいいと思います。もちろん口にするのも。
ただ、YESの意見にNOを押し付けるのはダメなんじゃないでしょうか。
嫌いという意見に対して、私は好き。というのは別に傷つく人がいないじゃないですか。
でも好きという意見に対して、私は嫌い。やれ以上の何かを叩きつけると傷つく人は好きな人全般に及びます。
そう行ったことを考えて物を言いましょうね。
これは匿名性の高いインターネットだけでなく
実体のある人間とのコミュニケーションでも必要なことです。
相手の意見を否定しない。
自分の意見を押し付けない。
それができない人間に発言権はありません。
話を戻します。
アーマードコアといえば同じロボゲーとしてE3で公開された
デモエクスマキナもやってみました。
詳しい話は後日するとして、ひとまずチュートリアルを終えた感想は
良くも悪くも任天堂色の強いロボゲー。
体験版という子もあってか特にカメラの操作感はかなり酷いものですがシンプルでいいと思います。
グラフィックもゼルダの伝説BOWとゼノブレイド2それぞれに似ているところがあるので
期待はできると思います。
こっちは楽しみにしていきたいですけど
不安といえば不安です。
体験版がないゲームが恐怖症になりそうなぐらいには。
あとちゃんとしたフロントミッションを遊びたかったので
オルタナティブを買いました。
でもやっぱ1stが一番だよね。